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ごあいさつ。 |
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私が古布に目覚めたのは、今から4年前です。 母がそれよりもずっと先、15年以上前から、とりつかれたように集めていた 木綿、絹のはぎれや着物を、それまでは『ボロ布』と横目で見ていました。
4年前の春、母が古布、私が古着(洋服)を扱う店を、 自宅のそれぞれの部屋でOPENしたのですが、 半年後の秋、私は1冊の本に出会ったのです。 ある方の古布を用いた作品集でした。 母にどうしても見せたくて迷わず買ったのですが、見入ってしまったのは私でした。 その時の驚き、感嘆、衝撃は、残念ながらここでは書き切れません。 文章では表現できないのです。 買ってから今までの間に何度見たかわかりません。 目をひっつけるようにして見たり、傾けたり、虫眼鏡を覗いてみたり・・・。 使われている布、配色、絵心、そして技術。 どれをとっても素晴らしいのです。 私にとって『運命の1冊』との出会いでした。
これを機に、恐ろしいスピードで私は古布の世界へのめり込んでいきました。 藍木綿の温かさ、力強さ。異国情緒いっぱいの更紗。 華やかでやわらかな縮緬、錦紗。 などなど、眺めて触れているだけでも楽しいのですが、 これらで袋ものやお細工ものを作る時間は、 誰にも邪魔されたくない至福のひとときです。
また古布と同じくらい心を奪われたのが昔着物です。 粋な御召し。モダンな銘仙。重厚な紬。 洒落心いっぱいの羽織。緻密な織りの帯。 などなど2枚と同じもののない、美しく上質な着物や小物達によって、 「着たい!」気持ちが沸騰し、着付けを習いにいくようになりました。 更に更に、「着たい!」気持ちは、「自分で作って着たい!!」気持ちに発展し、 和裁も習いにいくまでに。
こうして『運命の1冊』は、 私に針を持つ楽しさと、着る喜びを教えてくれました。 そして、昔の人々の感性と技術の高さ、日本の文化や伝統を勉強する機会を与えて くれました。と、大層に言いましても、私もまだ4年生で、修行の身です。 いつか『運命の1冊』の作家さんのようになりたいと思っています。
今現在、既にこの世界の楽しさを満喫されている方はたくさんいらっしゃると 思います。そのような方々はもちろん、まだご存知でない方に見ていただきたく、 このホームページを作成しました。 お立ち寄りの際は何かメッセージをいただけると幸いです。 そしてぜひ、当店にもいらしてください。 心和む古布達とお待ち申し上げております。 長くなりましたが、最後まで読んでくださってありがとうございました。
平成18年1月 うさぎや 岡田静江
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